昭和から平成へ、そして令和へ──

雑学

皆さま、お葉っぴー( *´艸`)とも葉くんです🍃

最近、「昔と比べて空気が変わったな」と感じること、ありませんか?

人との距離、街の匂い、季節の感じ方──
たった数十年の間に、私たちの暮らしの風景は驚くほど変わりました

昭和の街角にはタバコの煙と焼き魚の匂いが混ざっていて
平成の通学路には駄菓子屋のチャリンという音があった
令和のいま、スマホ越しに人とつながる私たちは、別の“空気”の中を生きています

今回はそんな時代の変化を記事にしました                                            「なくなったもの」「増えたもの」「変わった風習や文化」から振り返ってみましょう
きっと、どこかに“あなたの記憶の景色”が見つかるはずです


🕰️ 昭和にあって、いまは見られなくなったもの

昭和は「不便だけど、人の温度を感じる時代」でした
物を長く使い、顔を合わせて話す時間が自然にあった印象です                                         暮らしの中に“つながり”が息づいていたようにも感じます

  • ご近所付き合い・井戸端会議                                        夕方になると家の前で世間話。地域の“見守り力”が心強い印象でした
  • 手紙・はがき文化                                                 季節の便りで人との距離を感じていましたね。今ではスタンプひとつで想いを伝える時代に
  • 黒電話・公衆電話                                              受話器を取る緊張とワクワク。今はスマホ1台で世界中とつながることができます
  • 職場での喫煙                                                  上司が煙草をくゆらせながら部下を励ます光景。健康意識の高まりと共に消えていきましたね
  • 手作りの正月飾り・門松                                           地域の人と作る共同作業でした。今はホームセンターの簡易飾りが主流に

“人の手と時間がかかったもの”が多かった時代
それは効率では測れない、暮らしの豊かさの形でもありました


🚬 タバコ文化の変化:吸える場所が「どこでも」から「ほとんどどこにも」へ

昭和では、タバコは大人の象徴であり、人付き合いの潤滑油でした
電車内、職場、喫茶店、家庭のリビング──どこでも煙が漂っていたものです

  • 1990年代後半:レストランやオフィスで分煙が始まる
  • 2000年代:学校・病院・駅構内が全面禁煙に
  • 2010年代:健康増進法改正で屋内喫煙が厳格化
  • 令和:路上喫煙禁止区域が全国に拡大

あの頃の「煙のある日常」は、いつしか「清潔で透明な空気」へと変わりました
タバコが特別な“嗜好”になった今、灰皿を見かけると懐かしさがこみ上げます

昔の喫茶店では、タバコの煙とコーヒーの香りが混ざっていた
今のカフェでは、香りだけが残り、会話のトーンも穏やかになった


🍭 駄菓子文化の変化:子どもたちの“社交場”から“懐かしさの象徴”へ

昭和の放課後、子どもたちは駄菓子屋に集まりました
10円玉を握りしめて悩む時間は、まるで小さな経済活動の入門編

  • 昭和:「今日の運だめし」をする場所。うまい棒、くじ引き、型抜きが人気
  • 平成:コンビニの登場で姿を消すが、「100円菓子」として再構成
  • 令和:“昭和レトロ”として再注目。駄菓子バーやテーマカフェで再現ブーム

駄菓子は単なるお菓子ではなく、子どもの社会性・金銭感覚・地域交流を育む場でもありました
令和の今、大人が“あの頃の甘さ”を味わうことで、時代の温度を思い出しています

昭和:駄菓子屋は放課後の小さな社会
平成:駄菓子はスーパーの棚へ
令和:あの味が、記憶の中から戻ってきた場面も


🌡️ 気温と気候の変化:暑さの常識が変わった

ここ数十年、私たちが体感する「夏」も大きく変わりました
気象庁によれば、昭和後期から令和にかけて平均気温は約1.5℃上昇                        その変化は、生活様式にも影響を与えています

時代平均気温特徴象徴的な出来事
昭和(1970〜1988)約14.0〜14.3℃30℃を超える日は珍しく、夕立で涼をとれた団扇・打ち水・縁側の夏
平成(1989〜2019)約14.8〜15.0℃日中は暑くても夜は風が通り、まだ“耐えられる暑さ”クーラー普及、冷房文化の定着
令和(2020〜)約15.5℃以上40℃に迫る猛暑日、「危険な暑さ」と呼ばれる時代熱中症アラート・学校活動制限

昭和の夏は短くやさしく、平成は長くなったけれど風が通り抜けた
令和の夏は“命を守る”ことが前提の季節になりました

昭和の夏は「汗をぬぐう夏」
平成の夏は「エアコンで整える夏」
令和の夏は「警報と共に迎える夏」


📱 平成に増えたもの:デジタルと個人の時代

平成になると、生活の中心に「デジタル」が入り込みました
暮らしが便利になる一方で、人と人の距離感も少しずつ変わっていきます

  • 携帯電話・スマホ:“家族の電話”から“個人のツール”へ
  • インターネット・SNS:誰もが発信者になれる時代
  • コンビニ・外食文化:24時間の安心感と引き換えに、“夜の静けさ”が減少
  • 共働き・多様性:「家族の形」がひとつではなくなった
  • サブスク文化:所有から「好きな時に使う」へ。価値観の転換

昭和の“人と人の支え合い”から、平成の“個の自由”へ
そして令和では、“つながり直す”ためのデジタルの形を探しているのかもしれません


☀️ まとめ:時代の“空気”が変わるということ

観点昭和平成令和
喫煙どこでも吸えた分煙が進む屋内禁煙・指定喫煙所のみ
匂いタバコと焼き魚の混ざる家芳香剤や空気清浄機の登場無臭・クリーン志向
気温30℃で「暑い」33℃で「夏らしい」35℃で「危険」
子ども文化駄菓子屋・外遊び中心ゲーム・塾・コンビニ菓子大人が“懐かしむ駄菓子ブーム”
象徴する空気感「煙のある昭和」「風のある平成」「熱気のある令和」

時代が変わると“空気”も変わる
それは、人々の価値観や生き方が静かに形を変えていく過程でもあります
昭和の柔らかな風、平成の心地よい熱気、令和のまぶしい陽射し──
それぞれの空気を覚えている私たちだからこそ                                    次の時代に“どんな空気を残したいか”を考えることができるのかもしれません

🎨 使用イラスト

とも葉くん
とも葉くん

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