皆さま、お葉っぴー( *´艸`) お世話になっております。とも葉くんです
──ある日の休憩時間、同僚との何気ない会話で出てきた話題です
「うちの旦那がさ…」と話したら、同僚が「私は“夫”って言うかな」と返してきて
そこからちょっとした雑談に
普段はあまり意識しない「配偶者の呼び方」ですが
職場・友人同士・初対面の人など、話す相手や場面によって受け取られ方は変わります
「旦那」と言えば親しみやすく、「夫」と言えば落ち着いた印象に──呼び方ひとつで雰囲気は大きく変わるものです
そこで今回は、よく使われる呼び方を整理しつつ、
TPO(Time・Place・Occasion:時間・場所・場面)に合わせた印象の違いと上手な使い分けをまとめてみました
🗣️ そもそもTPOとは
TPO とは、
- T(Time)=時間
- P(Place)=場所
- O(Occasion)=場合・場面
の頭文字を取った略語です。
もともとは欧米のファッション業界で「その場にふさわしい装いを選ぶ」という文脈で使われ、日本では1960年代頃から一般的に広まりました
今では「服装」だけでなく、言葉づかい・行動・マナーといった広い意味でも用いられています
🕰️ T(Time)=時間
- 朝・昼・夜といった「時間帯」や、平日か休日かなどの「タイミング」
- 例)朝礼で「旦那」と言うより「夫」の方が場に合う
📍 P(Place)=場所
- 職場・家庭・友人宅・公共の場など「どこで話すか」
- 例)会社で「パパ」と呼ぶと違和感があるが、家庭なら自然
🎭 O(Occasion)=場面・場合
- フォーマルな会議、カジュアルな雑談、子どもとの会話など「状況やシーン」
- 例)初対面の人への紹介では「夫」が無難、友人とのおしゃべりなら「旦那さん」が自然
🔎 TPOを意識するとなぜ大事?
呼び方は相手に与える印象を左右します
TPOを意識することで、
- 失礼に聞こえない
- 親しみを持たれる
- 場に合った雰囲気を作れる
といった効果があり、結果的に「この人は感じがいい」と思ってもらえるのです
では呼び方の特徴と印象を見ていきましょう
👔 1. 夫/妻
- 特徴:もっとも中立で無難。ジェンダー平等を意識した現代的表現
- 場面:職場・初対面・フォーマルな会話・公的文書
- 印象:丁寧で落ち着いたイメージ
👉 文献調査でも推奨される安心の呼び方
😊 2. 旦那さん/奥さん
- 特徴:「さん」をつけることで柔らかく、親しみやすい
- 場面:友人同士・日常会話・少しくだけた職場
- 印象:カジュアルだが失礼ではない
👉 「旦那」より好印象を与えやすい
🍵 3. 旦那/嫁
- 特徴:実際には最も多く使われている呼び方(Oggi調査で35%が「旦那」)
- 場面:家庭内・親しい友人
- 印象:ラフで気軽。ただし人によっては「軽い・乱暴」と受け取られる
👉 親しい場限定の言葉と考えるのが安全
🎩 4. 主人/家内
- 特徴:古くから使われる日本語的表現。上下関係を連想させることも
- 場面:年配層やフォーマルな場ではまだ使われる
- 印象:礼儀正しい一方で古風
👉 現代では「夫/妻」への言い換えが主流
👨👩👧 5. パパ/ママ
- 特徴:子どもがいる家庭で自然に使われる
- 場面:家庭内・子どもとの会話
- 印象:家庭的で温かい
👉 公の場では幼すぎる印象になることも
🌍 6. パートナー
- 特徴:ジェンダー中立で国際的にも通じる
- 場面:多様性や配慮を意識する場、グローバルな環境
- 印象:フラットで現代的
👉 日常会話ではやや硬めだが、意識の高さを示せる
🪷 7. つれあい
- 特徴:「連れ合う」という意味から生まれた言葉
- 場面:落ち着いた日常会話、中高年層や文学的表現
- 印象:温かみがあり、人生を共にするイメージ
👉 知的・古風なニュアンスを添えたいときに
✨ 8. 夫さん/妻さん
- 特徴:まだ新しい呼び方。SNSなどで使用例あり
- 場面:ネット上・雑談
- 印象:ユニークで柔らかいが、違和感を覚える人も多い
👉 今後の広がりに期待される表現
📊 呼び方とTPOのまとめ表
| 呼び方 | 印象 | 適したTPO |
|---|---|---|
| 夫/妻 | 丁寧・対等・現代的 | 職場・初対面・公的文書 |
| 旦那さん/奥さん | 柔らかい・親しみ | 友人同士・カジュアル会話 |
| 旦那/嫁 | ラフ・くだけ感 | 家庭内・親しい友人 |
| 主人/家内 | 古風・上下関係ニュアンス | フォーマル・年配層向け |
| パパ/ママ | 家庭的・子育て感 | 家庭・子ども関係 |
| パートナー | 中立・多様性配慮 | 国際的・配慮が必要な場 |
| つれあい | 温かみ・古風 | 中高年層・落ち着いた会話 |
| 夫さん/妻さん | 新しい・ユニーク | SNS・雑談 |
🎯 まとめ 〜TPOで切り替える呼び方〜
配偶者の呼び方は、時代や立場だけでなく TPOによって最適解が変わるものです
- 職場やフォーマルな場 → 「夫/妻」
- 友人や気軽な場 → 「旦那さん/奥さん」
- 家庭内や親しい間柄 → 「旦那/パパ」
- 配慮や多様性を重視したい場 → 「パートナー」
呼び方を場面ごとに切り替えることで、相手への配慮と自分らしさを両立できます
「あなたは普段、どんな呼び方をしていますか?」──そんな問いかけから、日常の会話を見直すきっかけになるかもしれません
📚 参考文献・調査
- Oggi.jp編集部「女性200人に聞いた!夫の呼び方ランキング」(2022年)
https://oggi.jp/6932193 - 日本経済新聞「配偶者をどう呼ぶ? 夫・主人・旦那さん…アンケート結果」(2023年)
https://nwp.nikkei.com/report/2023/howtocall.html - 熊谷滋子(静岡大学)「夫・妻・主人・家内――呼び方に見るジェンダー意識」
https://note.com/chugokunp_u35/n/nc04f30b6804c - 水本光美ほか『NGGジャーナル』No.17「夫さん・妻さんの可能性」
(ジェンダーとことば研究会、2020年)
https://gender.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/NGG_journal_17_mizumoto.pdf - 遠藤織枝『NGGジャーナル』No.21「主人・家内表現の歴史と現代的課題」
(ジェンダーとことば研究会、2022年)
https://gender.jp/wp/wp-content/uploads/NGG_journal_21_endo.pdf - ゼクシィニュース「結婚後の呼び方、どうしてる?」
https://zexy.net/contents/lovenews/article.php?d=20221122

