🚗 ダニング=クルーガー効果とは? 知らないうちに陥る“自信のワナ”

自己啓発

皆さま、お葉っぴー( *´艸`) とも葉くんです

最近、ニュースで「高齢ドライバーの事故」や「飲酒運転による過失」を耳にすることが増えましたよね

「まだ自分は大丈夫」と思って運転を続けた結果、大きな事故につながってしまう…               そんなケースは後を絶ちません。

警察庁の統計でも、高齢者の交通事故件数は注目されており                              免許返納や認知機能検査といった仕組みが取り入れられているのも、その背景にあります


🤔 ダニング=クルーガー効果ってなに?

こうした話題とあわせて耳にすることがあるのが、「ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger effect)」 という心理学の言葉です

  • 能力が低い人ほど、自分を 過大評価 しやすい
  • 能力が高い人ほど、自分を 過小評価 しやすい

つまり、「自分は大丈夫!」と思い込んでいる人ほど危険で、逆に「自分なんてまだまだ…」と控えめな人ほど、実は力を持っている──そんな不思議な現象なんです


👥 職場でも同じことが…

これは車の運転だけではなく、職場でもよく見られます

  • 自分のやり方が正しいと思い込み、改善を受け入れない人
  • 実力はあるのに「自信がなくて」発言できない人

この「後者」が、ダニング=クルーガー効果の“逆側”です
能力が高い人ほど、自分を「まだ普通レベル」と思ってしまい                              実際より低く評価してしまうんです

例えば…

  • 会議で良いアイデアを持っているのに、「私が言うまでもない」と黙ってしまう
  • 新人指導ができるスキルがあるのに、「自分なんて未熟だから」と一歩引いてしまう

本当は十分に力を持っているのに、自信のなさに縛られて行動できない…                         これもまた、ダニング=クルーガー効果の一部なんですね


🌱 「自信がない」は悪いことじゃない

ここで強調したいのは、「自信がない」こと自体は悪くないということです

むしろ「自分はできているから大丈夫」と過信するより
「自信がない」と思える方が、周りと相談したり新しいことを学んだりできる余地があります

👉 自信がない=伸びしろがある と考えると、少し気持ちが楽になりますよね


✨ 明日から活かせるヒント

ダニング=クルーガー効果は、誰にでも当てはまる“心のクセ”
だからこそ、ちょっとした意識で日常にも活かせます

  • 職場では「これってどう思う?」と一度周りに聞いてみる
  • 家庭では「自分はできてないかも」と思ったら、逆に家族に任せてみる
  • できていることは素直に「できてるな」と認めてあげる

たったこれだけで、過信も萎縮もせず、自然体で過ごせるようになります

「自信がない=悪いことではない」
そして、大切なのは思いを心の中にしまい込まず、ちゃんと言葉にして相手に伝えること
その積み重ねが、明日からの安心と信頼につながっていきます


📚 参考文献

  1. Kruger, J., & Dunning, D. (1999).
     Unskilled and Unaware of It: How Difficulties in Recognizing One’s Own Incompetence Lead to Inflated Self-Assessments.
     Journal of Personality and Social Psychology, 77(6), 1121–1134.
     👉 ダニング=クルーガー効果を提唱した元論文。
     PubMed 要旨はこちら全文アーカイブ
  2. ウィキペディア日本語版「ダニング=クルーガー効果」
     👉 効果の概要を日本語で理解するのに便利な参考ページ。
     Wikipedia 日本語版リンク

🎨 使用イラスト

とも葉くん
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